楠
Camphorwood
H320×W470×D420mm
動物の角や脚のようにも見える作品の端の部分は、南京カンナと呼ばれる特殊な鉋で丁寧に削り出して形を作っています。樹齢が100年近い、巨大な木を手作業でくりぬいて制作した作品です。観葉植物や花器を飾る台として、また子ども用の小さなテーブルなど多様な使い方ができます。私がボツワナを訪れたときに、木をジョイントせずに一本の木からくりぬいてつくられている伝統的なアフリカの家具に触れました。木材をジョイントして形づくる日本の伝統的な技法とは異なる木工のアプローチに感銘を受け、その発想をもとに巨大な木の形をそのまま生かした作品を作りたいと思いこのスツールが生まれました。コロンとした形が陸亀のようにも見えるため
ボツワナの言葉で「陸亀」を意味する「クドゥ/khudu」スツールと名付けました。