縦に見るとワインボトルのようにも見えるウミガメ。素材はワインのボトルネックに付いたキャップシールのみで作成されております。この作品は
単純なその見た目と意味の
重なりと、
瓶の首が細くなるように
生物の個体数が大きく減少する
【ボトルネック現象】
になぞらえました。人間も氷河期に人口が危機的なほどに急激に減少し,
子どもを作ることができる年齢の人は,1万人以上からほんの数百人になったボトルネック現象があったそうですね。集団の個体数が急激に減り
遺伝的多様性が失われて
絶滅の危険性にさらされます。モチーフにしたウミガメは
絶滅危惧種であり、
その理由としては
プラスチックゴミを食べてしまったり網に引っかかったり、
また海、砂浜の汚染などです。こんな美しい生き物を
守りたいなぁという気持ちが
自然と作りながら湧いてきます。シワと甲羅、つぶらな瞳。グラスを傾けながら
ご覧頂けたら最高です。