「Bloom #7 "は、リサイクル素材が持つ変幻自在の力を示す、魅惑的なミニマル・アート作品である。卵の殻を割ったような繊細な円形のフォルムは、紙パルプを使った入念な工程を経て作られている。丁寧に形を整え、乾燥させることで、円は貝殻のような質感を帯び、優雅さと弾力性を放つ。サークルの表側にはマットなアクリルウルトラマリンの絵の具が塗られ、裏側の豪華な金箔とは対照的である。サークルは3列に並べられ、成長、再生、時の流れを象徴している。発泡スチロールのシールで持ち上げられた円は、優美な影を落とし、微妙な光の戯れを作り出し、それぞれの「花びら」を浮遊しているかのように見せている。Bloom #7 "は、廃棄された素材が調和のとれたエレガントなコンポジションに生まれ変わる、変容の美の証である。