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展覧会:蟷螂子「KAIJU-目醒め-」
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ゲスト
彫刻・立体 (陶芸・工芸品)
Original Artwork
2023
直筆・作品背面
額装なし
「美少女陶芸」シリーズの大皿です。サイズは9寸です。素地には黒泥土をベースに沖縄県産の赤土など数種類の土を混ぜ合わせ、ろくろによって成形しました。加飾には白化粧を施し、半乾燥の状態で表面を削り落とす「線彫り」という技法で描画しています。施釉は沖縄の焼き物に伝統的によく用いられる、酸化鉄(茶)、銅(緑)、コバルト(青)の3色をメインに用い、電気窯で酸化焼成しています。陶という素材は一度焼成すると数千年単位で変質や劣化しない、非常に寿命の長い素材であると同時に、割れ物という側面も持ちます。「美少女陶芸」シリーズは少女の一瞬の煌めきを永遠にしたい気持ちと繊細に扱いたい気持ちの両方を込めて制作しています。
Japan
幼い頃より親しんだマンガ、アニメなどのポップカルチャーや、恐竜や廃墟、鉱物、天体など、儚さやノスタルジーを感じる様々なものに惹かれる。
代表作の「美少女陶芸」シリーズは陶芸の技術とマンガ的な表現を掛け合わせた作品群。
「未来の考古学者が悩むような作品」が制作における共通のテーマ。
技法としては沖縄の伝統技法をよく用いる。
化粧掛けした生地に、主線には線彫りという加飾技法を、彩色には化粧土と顔料で泥彩を施す他、近年は三彩など伝統的な釉薬を用いたシリーズも制作している。
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