何かが変わろうとしていて、私たちはそれを目撃することしかできない......玉川真吾 Pupariaは、蝶のさなぎを表現した彫刻である。この作品のアイデアは、私の人生が劇的に変化した時期に思いついた。その変化は痛みを伴うものだったが、このプロジェクトに取り組んでいるうちに、変化こそが未来への展望を築くための揺るぎない永遠の土台であるという理解に安らぎを見出した。 この彫刻には前面も背面もなく、台座もない。これは意図的な選択で、単にさなぎを「描く」ことが目的ではなかったからだ。私のゴールは、さなぎの形をしたこのオブジェが、このオブジェに思いを馳せる人にとっての「変態のポイント」というコンセプトを具現化することである。 このオブジェは、それを観察する人の心を変容させる繭の役割を果たす。変化の不変性の本質に浸ることで、この彫刻は見る者に内省を促し、新たな内的地平を発見させる。