「陸奥話記 宗任」
安倍宗任をイメージして製作しました。前九年の役（1051〜1062年）で朝廷軍の源頼義・義家を相手に、兄の貞任と共に戦いました。最後は捕えられ現在の山口県に流されました。その末裔が安倍元首相と言われていますいます。赤備藍糸威兜、兜鉢と錣は亜赤色、八幡座と篠垂は黄金色。宗任は「青龍」と言われる鎧兜を着用していたそうです。青い色をイメージしたのですが、宗任の朝廷に対する強い憎しみを赤い色で表現しました。対象的に藍色の落ち着いた色の平紐で威ました。絵革の紋様は3尾の龍を描いています。中央の龍は朝廷になぞらえた髑髏を加えています。素材は兜鉢が石膏。小札をEVAにて作りウレタンニスで塗り固めました。色は水性漆、アクリル塗料、ウレタンニス。平紐はレーヨン。絵革は鹿革を使用しています。
