Mini-Ramp_Model_02

コンセプト

宮城県気仙沼市出身、ニューヨーク・ブルックリン在住。米国セントラルオクラホマ大学卒業後、日米での生活を通して、人間と都市の関係をテーマに作品を発表している。

14歳から始めたスケートボードをきっかけに、「都市と人間の関係」をテーマに作品を制作。ストリートスポーツを「形」という観点から紐解くことで、「曲面」そのものを新たな視覚言語として設定する。人・モノ・コトが過密し、同じ風景が繰り返されない都市は、無数のドラマが発生し、同時に消滅する、混沌とした脆さを含んだ空間である。

2011年の東日本大震災で津波の被害を受けたことをきっかけに、"自然災害との共生" "過密であるがゆえに生じる混乱、過密であるがゆえに培われた文化" という観点から、人間と都市の関係を見つめ直す。この矛盾の中に存在する都市こそが、非合理的で文化的な生き物である人間を表現する鍵になるのではないかと感じています。

伝統的な技法「曲木」による一連の作品に加え、デジタル作品や都市に関わるアーティストとの共同制作など、複数のプロジェクトを横断することで、様々な領域を横断しながら変化する都市の現在を捉えようとしているのです。