マニエリスムの傑作、チェッリーニの名作「ペルセウス」から引用。台座とメドゥーサの鱗には、世界100カ国の紙幣と金箔が貼られている。偶像は漆に螺鈿を施したもので、目は青貝で埋められています。剣には浄化用のパワーストーン「セレナイト」を使用。メドゥーサの肌には、和風に使う白亜の粉を使用。日本のサブカルチャーデザインと伝統工芸の技術、ルネッサンス期の造形を融合させた、神話的イメージを追求した現代の偶像彫刻です。メドゥーサ退治の神話を寓意として、この像が持つ象徴性の謎を解き明かしていただきたい。近代文明と為替の関係は、神と人の関係に似ているように思う