第5回|アートイベント「100人10」を2025年1月に開催決定!
「100人10」2025年1月開催決定若手アーティストの登竜門であるアートコンペティション「100人10 2024/25」の開催が決定しました。 第5回目となる今回は、前回...
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ゲスト
JPY ¥29,100
写真・アートフォト
Limited Edition 30
2021
直筆・作品背面
額装なし
「Genius Loci de Paris / パリの地霊」・・・。「土地の雰囲気」や「土地の地霊」を意味する「Genius Loci / ゲニウス・ロキ」という言葉がある。アジェが撮影した写真に現在の写真を重ね、100年の時の隙間に潜む「ゲニウス・ロキ」をあぶり出す。1924年にAtget/アジェが撮影した写真と、2017年に撮影した写真を重ねた新たなイメージ。セーヌ通りはパリ左岸の6区にある。Atget/アジェはセーヌ通りとエショデ通りとの角にある建物を何度か撮影していて、この角度からの作品は1924年に撮影された。建物の正面に貼り重ねられた壁面のポスターは剥がれかけ、通りの端にはAtget/アジェの写真には珍しくトラックが写っている。1920年代、馬車から自動車へと移りゆく時代だった。ここを私が撮影したのは午後8時30分ごろ。5月のパリではやっと暗くなりかけたころだった。◆サポート(支持体)、マテリアル(着色剤等)技法など
サポート(支持体)は写真用インクジェット専用の微光沢紙を使用。顔料10色インクを使用するプリンターにて出力しています。(ジクレー印刷)
◆取材制作うら話
本作品については、アジェの画面には剥がれかけた建物にはられたポスターや当時ではまだ珍しかった自動車のトラックなどが写る。一方私の写真はほぼ陽が落ちた時間にヘッドライトを灯して走る自動車の光が路面に反射し、窓からは室内からの光が漏れている。過去と現在が同一画面に混在し、時空を超えたイメージを作り出す。アジェが撮影した街角の写真にはプリントの裏面に撮影した所番地が記載されている。幸いなことにその所番地の多くは今も残り、街角の風景もある程度当時のまま残っていることが多い。けれどもそこにある雰囲気はずいぶんと異なり否が応でもアジェがそこでなにを感じたのかを考えざるを得なくなる。アジェの作品はガラス乾板を使う大型カメラにより撮影され、街角写真の多くは大判カメラの「あおり機能」を使い建物のパースペクティブを補正している。「あおり機能」を使うことにより、建物の上部が細くなっていく写り方を補正している。私たちが現在使用しているカメラには普通「あおり機能」はないので、私が撮影した画像をパソコン上で補正を行いアジェの画像に近づけていく。アジェと私の画像を重ねたうえで、さらに二つの画面に残された象徴的な部分をそれぞれ強調して合成画面を制作していく。◆Eugene Atget / ウジェーヌ・アジェ
Eugene Atget / ウジェーヌ・アジェ(1857 - 1927)はフランスの写真家。近代写真の父と称される。1857年のボルドーで生まれ、1878年にパリへ移り演劇学校に入学するが兵役のため退学。その後地方回りの劇団で活動するが大成せず、1890年にふたたびパリで「芸術家のための資料写真」を撮影販売。写真家として人生を再スタートさせた。古き良きぱりの街並みを系統だてて撮影した作品は画家はもちろんのことパリ市図書館やカルナヴァレ美術館が購入した。死後、マン・レイの助手だったベレニス・アボットが彼の作品を集め後に1968年それらの作品をニューヨーク近代美術館に売却。彼の業績が広く世に知られるようになった。
Japan
◆コンセプト
堀池の作品はいくつかのグループや視点を変えたジャンルに分類できる。その一つは、モノクロームとカラーをいう二つの表現技法によるグループ。もう一つは街角の風景や通りを行きかう人々の姿、あるいはスタジオで光を操りながら撮影するポートレートや静物写真などがある。これ以外にもこれらのこれらの要素が入り混じった技法を用いた「アジェへのオマージュ」シリーズがある。ここ10年近くは「アジェへのオマージュ」シリーズを堀池の人生後半のテーマに据えて制作を進めている。さてここで「アジェ」とは何者なのか簡単に記しておきたい。「ジャン=ウジェーヌ・アジェ」はフランスの写真家であり1857年にボルドー近郊に生まれ、1927年にパリで没し、近代写真の父とも称される。アジェは40歳を過ぎたころにパリで写真業を始め、19世紀半ばから始まった「オスマン知事のパリ大改造」により失われいく「古き良きパリ」の街かどの風景を記録した。堀池の「アジェへのオマージュ」作品は、アジェが撮影したパリの街角を実際に堀池が訪ね、アジェと同様のアングルでその場所を撮影。その後パソコン上でアジェと私の作品を合成することにより、「アジェと私の撮影時間の間にある隙間」や「アジェの私が記録した画像とそれらにまつわる記憶との関係」、さらには「アジェが撮影した場所に残る ”地霊" が100年を経たとき」その "地霊" を私がどのように感じたか。アジェが撮影したのは失われいく「古き良きパリ」の街かどの風景や市井の人々だった。彼が本当に「記録」したかった大切なものとはいったい何か?彼の本当の狙いは「失われていく街路や建物をただ撮影したのではなく、その場所に生きた人々、その周りで起こったことを想起させるための記録」として残したかったのではないか。パリの姿を単なるノスタルジーではなく過去からアジェ自身が生きた時代の出来事としてその時空に立ち現われる「実像」と「地霊」を捉えようとしていたのではないか。私は今そこにあるパリ風景に「実像」の変化と「地霊」を感じ、アジェの写真との合成作品の中に21世紀の「パリの地霊」を表出させ新たな空間を再構成する。こうした思いを胸に合成手法を変化させながら現在も日々制作を重ねている。パリへの取材はこれまでに6回、延べ日数はおよそ60日、200ヶ所あまりのアジェの撮影ポイント訪ねて撮影した。
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