市庁舎の噴水2s5は、主噴水の反射池の底の両側に設置された小さな「側噴水」の一つを抽象化したものである。コンクリートの削り出し、金属製の金具や装飾が施されていますが、メイン噴水の大きさに比べると、あまり目立つ存在ではありません。この見過ごされそうな装飾品は、独自の研究に値すると思いました。このバージョン2s5では、ほぼ真っ白にした落下する水と、反射プールの水、噴水の下の石の表面で輝く水の間にドラマを作りたかったのですが、噴水自体の石とブロンズの質感も入れたかったのです。 石が持つひんやりとした湿り気や、噴水がある意味神社のような機能を持ち、落ち着きと思索を投影しているような感覚を伝えたいと思ったのです。