紙「宝紅」300gr、水彩。サイズ37×50cm。ブルガスにはよく行くので、海浜公園とそのビーチはよく知っている。ブルガスのビーチを軽くスケッチすることにした。朝から明るい太陽が辺り一面に熱を放ち、人々はビーチに行き、私はバカンス客が好奇心で私を煩わせないような場所を探す必要があった。
そこで私は、草や茂みが生い茂り、行楽客が避けるような、まったく人けのない場所を選んだ。その真ん中に小高い丘があり、そこからの眺めが良かった。私は灼熱の太陽の下に立ち、汗をかきながら、なんとか水彩画の利点を生かそうとシートに水をかけた。太陽は私の顔のすぐそばを照らしていた。要するに、最も快適な条件ではなかったのだ。太陽が私の顔に当たっていたせいで、絵全体がほとんどモノクロームになってしまった。空はすっかり色あせて見え、草は砂とほとんど色が変わらない。明るい傘だけが丘の陰からわずかに顔を覗かせていた。
しかし、私はシートを最後まで仕上げ、泳ぎに行った。