音楽を聴いて、その音を絵画として表現するという試みの絵画【Drawing with Music】シリーズの第1作目。【音霊絵画】
アクサンツ~音波~シリーズの流れをくむ作品です。【百合子】は当時のわたしのペンネームです。当時は芸術家・河原温さんの影響で。作品に完成日時を入れてました。「あなたはこの時、何をしていましたか?」の、問いかけの意味を込めて。。【音霊絵画】とは……
以下の私の経験から生まれたものです。************
私が初めて【発病】して救急車で運ばれた晩
大勢の患者の寝る病室で、歌うように次の言葉たちを叫んでた
「デントウガアル ヤカンガアル パンヲタベル ミズヲノム アリアスガアル」
翌朝の診断はただの「寝不足」だった
だけどこれらの言葉たちはあたしの頭から離れなくなった
必死に頭を絞って考え出したわたしなりの結論はこうだった
【これらは多くの意味を持つ同音異義語。同じ音を持つ言葉は頭の中で考えるだけで音波を発して頭蓋の外、世界へと同じ影響を与える。(シナプスたちを通る電波、音波を発するから)。これはいにしえの「言霊」と同じで、「言葉にするだけで」ひいては「考えるだけで」世界に影響を与える】
引き寄せの法則が世間に注目されるずっと前の1986年3月の出来事。ちなみに
「デントウ」は、伝統、電灯
「ヤカン」は夜間、ヤカン(水の入れ物)
「ミズ」は水、ミューズ(芸術の神)
「パン」は食べるパン、半獣神パーン(フォーン)
「アリアス」は、early明日
寝たら早くに朝が来る
そして、古代キリスト教で異端とされた「アリアス」、美術彫刻で美しき美青年「アリアス」でもある。後に「水彩画」展を開くとき、自分自身のこの経験が人に役立てることはできないかとの思いから生まれたのがこの【音霊絵画】シリーズです。