これは、津田直子さんの鉛筆画シリーズの初期に作られた物語の一つです。主人公はラルクという猫です。彼は、朝起きて気づく。現実の世界は、目を開けると消えていた。
ラルクはバクという動物を知っていて、バクは人の夢を食べる動物なのです。
ラルクはバクの住む町まで列車で移動しているが、移動中にバク、ジキルとすれ違いそうになる。
海、空、大学、花、動物、そして石。町と町の境目で列車が龍になり、日の出までの道のりを飛んでいく。
このシリーズは、二つの時空が混ざり合っている様子を表現するというコンセプトを持っており、このコンセプトは津田直子の他の作品シリーズのモデルとなった。