たどり着いた煌めく世界。utopiaシリーズから生まれたくじらの物語 no.5
私は絵を描く時、様々な概念の要素をランダムに組み合わせ、画面の上で構成しながらあそぶように偶然性を活かす表現を好んで多用しています。理性で言語化される前の、原始的で幼稚な身体性を伴うなにかの発露。そんな小さなバラバラの絵も1枚2枚と数を重ねていくとなにやらひとつの物語のように流れ始めます。いつもの立体作品とは形態の違う絵画制作はまだまだ始まったばかり。この小さな絵たちが今後どのような方向に進みどのような世界を描いてくれるのか、自分でも楽しみでなりません。立体要素が平面に移ったように、平面で培ったものはすべていつか立体造形に持ち込まれる日が来る。立体造形と同じようにまた一つ、作品それ自体が自然に循環し始める機関が立ち現れています。・技法 Collagraph
古い時計の真鍮パーツや木片など、様々な素材を版に使用したコラグラフ。複数の版の組み合わせによる偶然性を活かした技法の為、版画のような再現性または複製性のない一点物の作品となります。・素材
油彩.水彩紙
・原画サイズ
148mm×100mm (ポストカードサイズ)
作品裏面 直筆サイン付
・額縁サイズ
高さ 23.5cm 横幅 28.5cm 厚み 2cm
重さ 450g