猫アレルギーで猫を飼えなくて、彼らのことをあまり知らないけれど、だからこそ強い憧れがある。骨格を無視したような動きや、こちらのことを気にしていなさそうな、そんなところが可愛くて、幻想を募らせていった挙句、『ねこねこ星』という、自由と幸せの星を心の中に作り上げることになりました。私の作品すべて、そこの星からインスピレーションを得ています。遠目で見ていると猫は、液体にでもなったような動きをする。自由で本当に幸せそのもの平和の象徴。だから、絵の中の猫も不思議な動きをするし、好きなことだけして生活をしている。そして、年月が経つうちにそんな星にたくさんのキャラクターが生まれました。この絵の猫たちもその仲間です。人生で一番幸せなプロポーズの瞬間、それを切り取って描きました。見ている人が癒され、気持ちよくなる。そんな空気清浄機のような作品がコンセプトです。この先が見えない時代に、必要とされる絵であるといい。