この現代アート作品は、ソビエト時代のレーニンの油絵の肖像画を加工したものだ。 私と同じように西側の価値観を共有する多くのウクライナ人にとって、レーニンは1917年から1921年にかけて我が国の占領を開始した独裁者であり殺人者である。その時から1991年まで、ウクライナは自由ではなかった。 今でも、古いソビエト時代の数々のレーニンの宣伝画像のように、ソ連という怪物の国の亡霊がここにいる。レーニンの後継者であるクレムリンは、独立したウクライナを破壊し、モスクワの命がけの抱擁に引きずり込もうとしている。 私のアートプロジェクトでは、ソ連の不吉な破片を笑いに変え、怖くないものに変えることで、自国のトラウマ的な歴史的経験を克服しようと試みている。私たちは最強の悪にさえ打ち勝つことができるということを示そうとしている。しかし、勝利した場合でも、敵が再び台頭しないように警戒しなければならない。 キャンバスは少し傷んでいます。