この絵は自発的に描かれたものです。黒いキャンバスの前に長い間座って、自分の想像力がどこに向かうのか、今度は自分の潜在意識からどんなイメージが現れるのかを確かめようとしたのです。初日、キャンバスに空間が現れ、絵の具で色づけされた星雲が無限に広がっていく。翌日、私は再びその絵を長い間眺め、すでに定義されたこの空間に何が見えるかを理解しようとした。すると、同じ空間から突然、2つの顔が現れ、互いに見つめ合っている。その表情から、長い間会っていなかった二人が、じっと見つめ合っていることがわかる。まるで、思い通りのその姿でなくても、お互いを認め合い、決して引き離すことのない、とても親しい人たちのように......。