この絵は油絵の具を使ってキャンバスに描かれ、サイズは80x80cm。海の風景と神秘的な生き物、海竜が描かれている。月の光に照らされキラキラと輝く長く優美な体で表現された海竜は、水中に潜り、尻尾は海面に突き出して興奮を引き起こし、泡を立てている。 海竜の周りには2隻の船が浮かんでおり、それらは比較するとごくわずかな存在に見えるが、同時に見る者を畏怖させる。この絵の全体的な印象は、海竜によって擬人化された自然の強さと力強さである。それは、自然は美しく平和であるばかりでなく、危険で予測不可能であることもあるという事実の象徴である。この絵は、見る者に海の要素の無限の力と、人間に対するその力について考えさせる。