絵を描こうと思ったのは、ポルトガルを訪れた後でした。この明るく陽気な国にとても刺激を受け、ポルトガルの伝統的なアズレージョ(Azulejos)のスタイルで書こうとしました。アズレージョとは、14cm×14cmの正方形の形をした、焼いて釉薬をかけた、ほとんどの場合、ペイントされた粘土製のタイルのことです。
これは、この素晴らしい国での私の思い出である小さな区画です。また、光、色、人生の喜び、芸術で絵を埋め尽くし、それぞれのストーリーが隣のストーリーと呼応し、絵を見ているとそこに行きたくなるような作品にしたいと考えました。
また、ポルトガルのアーティスト、アナ・ヴィエイラ(1940-2016)とそのインスタレーション「Ambiente - Sala de Jantar」(「環境 - 食堂」)、そしてガルスト・ギュルベンキヤン美術館で出会ったアルマダ・ネグレイロス(1893-1970)の作品との対話も、私の反映です。