オイリーソラリゼーション
私の黒鉛筆で描いた「Solarized Roundism -26-11 21」を基にした新しい油絵。前作「ルサルカ、ロシア水域に浮かぶ自由」(28-02-22)の後、私は何か新しいものを求めていたのです。実際、私はいつもそうで、その考え方が同じことの繰り返しを防いでくれます。そして、今度はソラリゼーションした作品を油絵にする可能性を探るときが来ました。これは、今までやったことのないことです。黒鉛という素材は、ソラリゼーションの持つ奇妙で美しい特徴を描き出すのに非常に適しているのです。
これまでのソラリゼーション作品
そもそも基本的に大きなハンディキャップがあるんです。ソラリゼーションというと、マン・レイの写真がすぐに思い浮かびます。あれはモノクロでやっている。私は過去にマン・レイにインスパイアされた作品をいくつか制作しています。例えば、パステル画の「Hommage to Man Ray 02 (2012)」は、ラウンドイズムスタイルではありませんが、マン・レイをモチーフにした作品です。もうひとつは、グラファイトペンシルで描いた「A 4th Tribute to Man Ray - Lee Miller - 03-11-14 (sold)」です。こちらはマイルドなキュービズムのスタイリングですが、一方はモノクロームです。ソラリゼーションに魅了された私は、今度は自分自身の力で何か新しいものを生み出す時だと思ったのです。もしかしたら、2つのスタイルの融合かもしれませんね。
ラウンドイズム
去年の絵がかなり気に入っていて、この部分的に重なっている部分を色にできないかと考えていました。課題は、ソラリゼーションとの関連にこだわりつつも、典型的な丸みを帯びたものにすることでした。今回もうまくいったと思います。解決策は、ほとんど自動的に提示されました。それは、私たちが最近よく知るようになったウクライナの国旗の色についてです。ボディに使われている暖色系の色と絶妙にマッチしています。ボディーの輪郭線にカミソリのような光を当てることで、私が必要としていたコントラストを実現しました。言うまでもなく、私はウクライナの人々が私にその軍隊の色を与えてくれたことに感謝している。彼らが専制政治に抵抗し、私たちが自由の中で生きているからこそ、描きたいものを描くことができるのだと気づかせてくれますように。そう考えると、この絵はある種の緊急性をにじませているような気がします。
リネンに油絵(60×80cm)
アーティストコーネ・アッカース
販売情報: info@corneakkers.com