私は2022年、バングラデシュ北部の人里離れた孤島、マダリパラールでモルシダと彼女の娘に出会った。木造の小さなボートを降りると、島の美しさに心を打たれた。笑い声や鳥のさえずりが響き渡るなか、たくさんの笑顔が私を迎えてくれた。 島は常に洪水の脅威にさらされており、気候変動の影響が大きくなっているため、島の人々は絶えず引っ越しを余儀なくされていた。洪水という絶え間ない恐怖に立ち向かう彼女とその家族から、真の回復力、反抗心、そして希望を感じたモルシダのことを、私は決して忘れることはないだろう。また、この島々での家族の絆の強さも忘れられない。この小さな島には、たくさんの愛と希望があった。
私はフォトリアリズムのスタイルで、自分の後ろに隠れた娘を守るモルシダの美しさと反抗心を表現した絵を描きたかった。気候変動の犠牲者でもあり、この島を色彩で満たしている動物たちの自然の美しさを表現したかった。しかし、子供たちが安全な場所に逃げ込み、暗いカラスがやってくるようになったので、海面上昇の脅威の背景を表現したかった。
この絵はオリジナルの油彩画で、ジェームズ・アーリー氏のサイン入り証明書付きでお届けします。