Originから始まる、それは自分自身の変化を表現している。この作品は連作の2番目になる。黒は死、静、闇。赤は生、女性、臓器など生と死は一見まったく別に感じられるが、生があるから死もあり常に隣り合わせである。そして生きると言う事は死に向かう事なのだということ。また、死を受け入れることは生きる事でもある。三作品は、頭部、胴体、完成形として連作になっている。頭部ではあまり狂気的な部分は出ていないが、胴体になると体の周りには沢山の刃物のようなもので覆われてくる。それがしだいに体の中心、心臓のあたりまで侵入し巡りはじめる。完成形はすでに生と死、あらゆるものが融合し形を成形している。