作品の言葉
変わりモノの鳥
「どうして僕の事を治そうとするの?僕が生きるのは悪い事?」僕が僕として生きる事を見てて
作品解説
大きな獣の頭の上でたくさんの小鳥が休んでいます。この鳥は自由に飛びたいように飛んで、休みたい時に休んでいます。大きな獣の手に守られるように、小鳥が1匹だけいます。この小鳥は飛べない翼と泳げない小さな尾ひれをつけて生まれました。この小鳥を直そうと、注射のような虫が目の前にやってきました。この小鳥が治して欲しいと言っていないのに、この小鳥はこの身体でも楽しい事を見つけ生きているのに、周りの友達も周りの大人達も小鳥の事を治そうとします。守らないといけないのはその人その人の個性であり、治すべきなのは自分の個性を相手にも強要するその心なのではないのか。その様な作品です。主な画材
墨汁、顔彩、ペン、和紙、ワトソン紙、木製パネル