紫陽花からインスピレーションを受けた、hydrangea α 、hydrangea βは、自然の美しさと変化を捉えました。紫陽花はピンク、紫、青といった多彩な色合いを持ち、その時々の環境や土壌の条件によって変化する特性があります。この多様で一つに絞りきれない色彩の表情が、本作品のモチーフとして選ばれた理由です。作品の中心には、天然石のローズクオーツが使用されています。ローズクオーツは愛と癒しの石として知られ、その優しいピンク色が紫陽花の柔らかな色彩と絶妙に調和しています。大地の恵みを象徴するこの石が画面に貼り付けられることで、自然のエネルギーと美しさを表現しました。何層にも重なった透明な色彩とローズクオーツが組み合わせ、飽きのこない常に新しい発見がある画面づくりを実現しました。