鉱石を砕いてつくられた粒子状の岩絵具は、ユニークな化学的特性から構成されているため、どの作品からも地球とのつながりが感じられます。マットで砂のような質感が特徴的な作品です。
ルーブル美術館のフロアに畳を敷き詰めました。
長年スイスで過ごした三森が通いつめたルーブル美術館のGalerie d’Apollon、幼少期を過ごした祖父の家の畳、相容れない2つの記憶はどちらも私のアイデンティティとして深く刻まれています。中心を貫く蛍光色の線は左右に光と影を分かちながら、未来に続く時間軸を表しています。「時間の矢」とは、1927年に英国の天文学者アーサー・エディントンが提唱した、時間の不可逆性を表したコンセプトです。
作家名:三森 麻理亜
制作年:2022年
種類:日本画
サイズ:80 x 65 × 2cm
メディウム:岩絵具、貝殻、雲肌麻紙
証明書付属
額装なし