絵画作品「THE HAWK'S EYES」は、「The Infinite Stories」と題されたシリーズの第3作目です。
静寂の庭に赤い薔薇が咲き、空を高く見上げながら宇宙を渡っていく秘密の男。それに気づいた薔薇は彼を求め始め、思案にふける男は、時を越えて庭の上を飛ぶ何かを求めて瞬間に現れる鷹の幻影を見ることになる。男が欲する情熱の薔薇、その周りには獲物を求めて通りを行く蛇。薔薇は蛇に男を殺してくれと頼み、その血の花びらの寝床を提供する。それを見た鷹は蛇に飛びかかり、蛇をつかむ。一方、猛禽の目を持つ男は赤い薔薇に気づく。彼は彼女を熱烈に愛し始めるが、薔薇の花びらは幻の記憶を残して死へと向かって消えていく。愛を忘れた秘密の男は今、夢に包まれながら宇宙へ飛び立つ。