Wooden Structure_001-2

コンセプト

私は、韓国のソウルにある弘益大学で彫刻の学士課程と修士課程を修了し、イタリアのミラノにあるISAD（Istituto Superiore di Architettura e Design）でアンティーク家具の修復デザインコースを修了しました。作品は、天然の顔料で着色した薄木をデザインに合わせてカットし、ウッドパネルに貼り付けて作られています。この手法は、イタリアのアンティーク家具の修復技術から生まれたもので、イタリア・ロンバルディア州の家具に特徴的なインタルシオまたはマルケトリと呼ばれる木製の象嵌技法にヒントを得ています。
作品の中で表現されたり現れたりする形は、主に空間や構造に関するものです。
作品を作るための木板の準備作業から、作品の主な素材である木の天然顔料による着色作業、そして完成した作品の表面仕上げまで5回以上の工程があります。古い家具を作る家具職人のような姿勢で、すべての工程を自分で行っています。