この作品は、黄色い背景の「going my way」の春バージョンである。豊かな都市生活の中で、慌ただしく、懸命に生きる現代人。 大都市ソウルに生まれた作家は、そんな都市生活をポジティブかつアクティブに捉えている。
都市生活者の日常と変化を、シンプルに、明快に、ダイナミックに表現している。ロイ・リキテンスタインに影響を受け、平面作品ではシンプルなフォルム、鮮やかな色彩、大らかな輪郭線などで表現されているが、同年代の作家が見つめるこのような日常体験や社会風景は、作家自身の物語であり、目まぐるしく変化する現代社会を生きるこの時代のすべての人の自画像でもある。