私たちの世界は、湖に浮かぶ木の葉のようなものだと想像することがある。 そんな賢い海の生き物に出会ったとき、私と同じような感覚を抱くかもしれない。 それはそこにいて、生きていて、動いてはいないけれど、前へ進んでいる。 どこへ向かっているのか。 どこへ、どのように向かっているのか、それはわかっているのだろうか。 あるいは、私たちはどこへ向かっているのか、どのように向かっているのか、わかっているのだろうか。 あらかじめルートマップがあるかのように、私たちはひとつの方向に向かって進んでいる。 これは、私が希望を持って描いたアートだ。それがひとつの明るいルートであってほしいという願いを込めて。