受肉の聖母のイコン(ズナメニ、しるしの聖母) 木製パネルにアクリル&金箔 42 x 30 x 3 cm, 2023年 神の母が手を上げ、キリスト・エマヌエルがメダイユに包まれて描かれた「受肉」という図像のタイプ名は、イザヤ書の預言と結びついている:「若い女が子を産み、その子にインマヌエルという名を授ける」(Is 7 :14)。ビザンチンの図像学では、シナイ山でモーセが燃えていない柴の中に神を見たのは、キリストの受肉の原型と考えられていた。炎に包まれた柴は、神の母胎に例えられ、母胎は神を受け入れた後も燃えずに残った。この炎は、「すべての人に光を与えるまことの光が、そのとき世に現れた」(ヨハネ1:9)キリストの型と考えられていた。(ヨハネ1:9)。