「怠惰の肯定が、活力を生む」をコンセプトに作品を制作している。怠惰や憂鬱な感情(=ナマケモノ) は、 私たちに常に付き纏い、 行動を遅らせ後悔を募らせる。しかし、そのナマケモノは悪者ではない。怠惰は時に私たちの心の傷を癒し、憂鬱はあらためて自分を知るきっかけになるものだと私は考える。この作品によって自身のナマケモノを再認識し、忙しい日常から立ち止まる理由を与えたい。今作「laziness」シリーズ。アイコニックな目元の仮面は、 動物のナマケモノの目のくま模様をモチーフとし、仮面を通して見える白の人間は心の潜在的な自分を表す。