地球柄の打掛は、私が花魁をテーマに扱う想いが詰まっております。時代の延長線上。同じ国で地球に生まれ落ちた命。地球を纏い、果てしない可能性に満ちた宇宙を想う「花魁姿」は、仄暗い歴史からの解放と生まれ変わりを意味しています。居場所を追われた者達の居場所として、強く咲き続ける花のような絵画に転生させました。
「地球柄の打掛を羽織った花魁が世界で自由に踊る」選択肢の無かった時代から、選択肢の豊富な時代へ。生まれ落ちた時代は、80年の檻です。彼女達(花魁)を歴史的背景から解放し、美しさだけを転生させたアートに生まれ変わらせ、これからも何度でもキャプションを添えていきます。