カティア・ソロドカによるこの美しい抽象的な花の絵は、赤、ピンク、青の花々が鮮やかに咲き誇り、その繊細な花びらが、シンプルですっきりとした背景の中で生命力にあふれている。作家は自然の美しさ、海辺の町や村の夏のムードや雰囲気のエッセンスを見事に伝え、白い家と赤く咲き誇るブーゲンビリアを表現している。緻密な技法を駆使し、ひとつひとつの花に絶妙なディテールで命を吹き込んでいる。調和のとれた構図と補色が視覚的に心地よいバランスを生み出し、見る者の目を花展の中心へと引きつける。 地中海の雰囲気、花、建築物、この地域の伝統的な色彩を、作家はキャンバスに抽象的に表現し直して伝えている。 彼女は簡単に自由に絵を描くので、美しい筆跡や自然な絵の具のしずくが、生き生きとした創造的な絵に仕上がっている。 アクリル樹脂のバーニッシュで覆われたENSDは黒く塗られ、すぐに吊るすことができる。