作者は「目に見えないけど、すぐそこにある大切なもの」を
線画で表現し、見た人にそれを気づかせると共に、
ポジティブな感情へと導いていく。この作品では、人のモヤモヤする「感情」をテーマに描いた。目の前にこんなにやりたいことがあるのに、
現実世界はいつも“やらないといけないこと”が多すぎる。モヤモヤした気持ちは、雲のようにもくもくと、
頭上でどんどん大きくなっていく。でも、情報が溢れすぎて受身体制になってしまう人が増えた今、
自分で考え、感情を表現できる人は貴重な存在だ。それがたとえ負の感情だったとしても、自信を持って
吐き出して行ってほしいと思う。外へ舞い上がり、風船のように膨らんだ「もくもく」は動力に、
いつかあなたを乗せて、新しい世界へ連れて行ってくれるかもしれない。人らしい感情を、あなたの大切な人生で。