自身の"現代浮世絵"というコンセプトの下、浮世絵の美人画をテーマに漫画のヒロイン像を描くJD-girlシリーズ。日本人特有の線による表現と、そこから生まれる余白の概念を日本漫画のフィルターを通して作品にしている。作画の工程も漫画のアナログ作画(下書き→ペン入れ→消しゴムかけ→ベタ入れ→スクリーントーン仕上げ)を再現しており、スクリーントーンのドット表現は自身のオリジナル画材であるシルクスクリーントーンによるもの。漫画の登場人物同様にキャラクター設定を設けて作画しており、背景の色は色彩心理学を基に人物の感情を読み取るヒントとなるように決定している。このJD-girl_hoodie-01と02は漫画のコマの連続性を応用した連作です。