友人から珍しい昆虫の写真をもらった。 オリエンタル・スカンク・モスという種類の、透明で美しい羽を持つ蛾だった。 蛾を「気持ち悪い」と思っている人は多い。"鱗粉でかぶれる..."蛾に対して「気持ち悪い」とか「鱗粉でかぶれる」とかネガティブなイメージを持っている人は多いと思う。 生態学的には蝶も蛾もほとんど同じ。地味な模様の蝶もいれば、美しい蛾もいる。 先入観や偏見がイメージを決めているのだと思う。 美意識も、もともとは生存のために存在した感覚であり、安全な食べ物、安全な場所。安全な食べ物、安全な場所...そういった形や色。DNAに刻まれ、現代では "美しい "に変化している。 だから、蛾の気持ち悪さも、きっとそうした美的フィルターの働きなのだろう。 そして、その美的フィルターも日々更新されているのだと思う。