幼い頃から自然が気になる。葉っぱも、風の息も、雨のしずくも、ひとつひとつが唯一無二。自然の力は、感動的であり、同時に恐ろしいものです。自然は私たちにすべてを与えてくれます。そして同時に、それは私たちの生活のほとんど音のない背景として作用します。 私が風景画を描くのは、私たち家族が山に囲まれた素晴らしい街に住むという幸運に恵まれたからです。私の絵では、自然の瞬間や雰囲気をとらえようとしています。私が見たものから感じたことです。結局のところ、周りのものは刻々と変化しているのです。でも、キャンバスに描かれたものを見ていると、その瞬間に立ち戻ることができるんです。この感覚を共有したいのです。