真っ赤な野生のポピーが咲き乱れる、このディテールに富んだドリームスケープは、感謝の捧げものである。閉じ込められていたため、私たちは家の壁の中で自分自身と向き合い、夢を見て過ごす時間を増やさざるを得なかった。おそらく、私たちにはこの内省と自分自身との平穏の時間が必要だったのだろう。良い面を挙げれば、旅行が制限されていたにもかかわらず、私たちは生活の中にイマジネーションとアートのためのスペースを作ったということだ。人類が直面したあらゆる危機が、創造性と感謝のためのスペースを作ってくれたのだ。
質感のある立体的なディテールが、作家独自のスタイルで作品に溢れている。ドレープに囲まれた階段のような、金色の反射がある昇降式の本が、彼女のアートの特徴である。
目を楽しませてくれるこの作品は、どんな部屋も魅了することだろう。