〇この作品は和紙を張り重ねた支持体にアクリル絵の具を用いて描画してあります。〇作者の自宅の近くでは、秋に彼岸花が咲きそろいます。その中を一羽の白鷺がゆっくりと歩いていました。その幻想的な光景を眼にして、涅槃の世界-すなわち浄土を思い起こしました。浄土は悟りの世界であり、視覚的に表現することは不可能です。が、その光景を見たときに、浄土に私たちはすでに包まれていることへの感動を、彼岸花と白鷺に託して表現してみたいと考えました。〇この作品は長く自宅の壁を飾ってくれていました。この度、少しでも多くの方に観て頂ければと考え、出品いたします。