現代社会で当たり前になったSNSで活用される、ハッシュタグやアイコン等をサンプリン グして構成される作品シリーズ。
言葉は生々しく、そして変化する。常に変化するリアルでス ピーディな現代社会をハッシュタグを通してを表現されています。
背景は経年劣化で薄汚れた壁面の質感を演出する為、 アクリル絵具や油絵具、クレパスを素手で直接キャンバスに塗り込み、何十層ものレイヤーを重ね合わせて制作されています。
その上に、最近ではバンクシーが使用してポピュラーになった、ステンシル技法でSNS社会を象徴するハッシュタグやアイコンが描かれています。
この作品には、ポピュラーやトレンド、大量生産社会、大衆社会、大量消費社会、記号社会、ヴァーチャルイメージ、儚さ、繰り返し、サンプリング、非内面的といった要素を含んでいて、ポップアートの文脈を持っています。
今流行っているトレンドやSNS、ハッシュタグも永遠に存在するのかどうか、消費され消えていくのが当たり前の現代社会を象徴する作品となっています。