毎日が毎日、怒りや悲しみが渦巻いているわけではなく。
穏やかな波の日もある。
ただ、一分一秒とて波は同じ表情を見せない。
光を受けて、引いては寄せて、寄せては引いて。
すべてのものごとに対して、どっしりと構えてられたらいいのに。
自分の気持ちを表現するのに今一番合ってるのが、波や渦です。
それも、自分をひとことで表すと「波のある人間」だと思っているからです。
自身の感覚を使う仕事で、一発でうまくいくときもあれば、
何度挑戦してもダメな時もある。
体調も、びっくりするくらい絶好調な時もあれば
なにも考えられないくらい絶不調なときもある。
「波」があるのは、人間として仕方ない。
ただ、この「波」がなければこの表現方法に至らなかったので、
その波をコントロールできたらもう一歩大人になれるのでは…と思います。
過去の「波」「渦」の作品は暗い青色を中心に使っていましたが、今回は光を浴びた黄色っぽい色を下地に表現しました。