この絵は、私が育った家の庭で毎年咲き続けるガーベラの花を描いたものです。 100年前に祖父が植えたガーベラは、その力強い根から毎年真っ赤な花を咲かせます。 この絵は、家族を想い、私の名前をつけてくれた優しい祖父を想いながら描きました。 混沌とした時代の中で、遠くにある確かな光を信じて......。
この絵を描いた2022年に展示しましたが、しばらく手放すことなく保管していました。 いろいろな画材を試すことができた作品でもあり、とても思い入れのある作品です。 小さな絵ですが、金色の額縁が存在感を増しており、時の試練に耐えてくれると思います。 決して明るい絵ではありませんが、きっと心に残る絵だと思います。