この絵を描きながら、1980年代の世界情勢について考え始めたんだ...。 特に東ドイツの中で。
当時、国民が抱えていた精神的な葛藤について考えています。
一方では、西側の隣人たちの革新が聞こえ、他方では、壁で隔てられた元同胞たちの噂が聞こえる。
そのことが、この絵のインスピレーションになっています。 壁一枚隔てただけなのに、まるで別世界のようです。
家族全員が揃うのは何十年ぶりでも、壁の向こうで何をしているのだろう......と、いつも気になってしまう。どんな音楽を聴いているのだろう?
かすかな音しか聞こえないが...聞こえるものは、とても魅力的だ。
鉄のカーテンの向こうに何があるのか、それはまだ謎のままだ...。 しかし、あなたが自分でそれを見つけるのは時間の問題であることを知っている。
現実世界のインスピレーションの源80年代POP音楽、冷戦、社会学、人間心理、パブロ・ピカソ、マーク・ロスコ、DavidBowie。