今回のDiptychonは、形を見つける、あるいは「形を変えない」という点で、より大きなプロセスでした。まず最初に、他の作品の古紙を使って実験をしていました。その古紙は、たくさんのアクリルカラーでキャンバスに「接着」されていました。どんどん貼っていくうちに、この作品をどうしたらいいのか全くわからなくなってしまいました。そして、私はキャンバスの上の塊に、ある種の安心感と安らぎを与えてくれるようなグランドを与えることにしました。黒と薄いグレーのレイヤーを重ね、私の心を横に置いておくことにしました。私は突然立ち止まり、絵を100%隠さずにそのままにしておきました。それぞれの作品には、前のレイヤーの一部が残されていて、それだけです。タイトルはすぐに決まりました。夜の方が見晴らしがいいことがありますが、これは心の中の感情から行動した方が、頭で考えて決めた場合よりも物事がうまくいくということです。