NO. IO SONO QUI

コンセプト

闇の中の光の体

闇はすべてを覆い隠してしまいますが、たとえ見えにくくても必ず光はあると思うのです。私の光の探求は、暗闇の中から破壊的に出現し、暗闇を打ち破る色となります。
私たち一人一人の中には、暗い、暗い部分がありますが、色や光が現れて強くならなければなりません。
私は人を信じていますし、大切な存在だと思っています。自我がバランスをとるためには、他者と一緒に自分自身を完成させる必要があると思っています。
私の作品は、絡み合った身体、自分自身やお互いに関係しているプラスチックの身体が描かれた絵画シリーズですが、これは、なんというか、逆の手順で作られています。
まず、何層もの色を用意して、それを黒で完全に覆います。そして、黒をゆっくりと削っていくと、スパチュラで削られた層の一つに色が現れ、イメージが出来上がります。
ここに光の驚きがある。色が出てくる。
どんな色が出てくるかは、何層にも重なったうちの一つ、一つが出てくるまではわからない。キャンバスは自分自身を明らかにし、私を驚かせます。