イルカをモチーフに、連綿と紡がれていく命の輪を美しく咲き誇る一輪の花の小宇宙として、幾何学模様のようにフラクタル構造で描かれた作品。増幅し拡大していく命の喜びの輪を、みずみずしく花開く花びらになぞらえて、装飾的に表現している。2020年、私たちはcovid19により世界の分断を経験し、再び繋がり会おうと願い、あらゆる形でつながりを取り戻す方法を試みている。再び、世界がつながりと調和を取り戻し、生きる歓びの和が拡大発展していって欲しいという願いを込めて描かれている。空間に馴染む自然としてのアートとして、アクリル絵の具で、半立体的に描かれている。見る角度や光により絵の具の色が変化する様を楽しんでほしい。