この絵は、2019年10月に3週間かけて訪れたコート・ダジュールに触発されて描いたものです。雑誌「studio visit」('20年夏号)に掲載されることになりました。Les Jardins de la Petite Afriqueは、モンテカルロの中心部にある豪華で緑豊かな公共の公園です。ル・グラン・カジノと地中海の向かいにあります。この絵では、庭園を愛する人々と上流社会の人々の認識された生活が並置されています。絵の左下に描かれたグッチの目をした人物は、好奇心旺盛に生きる人々の姿を見ながら、よだれを垂らしています。庭園愛好家が自然の美しさを楽しみながら、通りの向こう側を眺めて富裕層の贅沢な生活を想像したり、ヴェルサーチで買い物をする富裕層がよりシンプルな地の生活を考えたりしているのかもしれません。 (フルール・ド・リスを見つけられますか?)