私の街の周りには、森や低木の丘、草原や畑がたくさんあります。そして街自体にも、木や公園、花、そして古代の森の原始的な広がりがあり、3人の人間が腕を巻きつけられないほどの幅の木があります。夏の間ずっと、この自然の素晴らしさを歩くことに費やしました。この絵は、そんな散歩の一瞬を切り取ったもので、美しい花を咲かせる野バラの茂みが描かれています。自生しているのか、何年も前に誰かが植えたのかはわかりませんが、かつて誰かの庭だった場所は街中にたくさんあります。そんなことよりも、旅の途中で見つけて、覚えていたからこそ、後でこの絵が描けたのだと思います。
リネンキャンバス(自分でカット、ストレッチ、下地処理をしたもの)とアクリル絵の具。アーカイバル品質の保護用サテン・ワニスでコーティング。ストレッチャーフレームにマウント。
プラスチックカードとパレットナイフを使って描いた作品。
側面もペイント。