タニア・チャンターの「リービング・ホーム」は、オーストラリアの海景の豊かで鮮やかな色調と、一日を通して変化する光や気分からインスピレーションを得た作品です。
変化ほど確かなものはありません。人生には変化がつきもので、家を出ることは大きな変化です。この絵では、遠くに黒くなった小さな木が見え、一枚の葉が鑑賞者の方に浮かんでいます。この葉っぱは故郷を離れ、この困難な世界に生きる多くの人々と同じように、新しい故郷がどこにあるのかわからないのです。
この絵が部屋に安らぎをもたらし、部屋に入った人が自然の一部がすぐそばにあるように感じてくれることが、タニアの願いです。