ウサギの耳をつけてセクシーな服を着たバニーガールは、1960年代にアメリカで男性向けに作られたイメージですが、日本でもグラビアやアニメのキャラクターなどに見られます。耳をつけるだけでキュート、セクシーなどの印象になりますが、女性がウサギそのものを身につけることで何となく違和感が生じ、グロテスクな印象になるのではないでしょうか。この作品は第二次世界大戦中にアメリカ軍が戦意高揚のために戦闘機などに貼っていたセクシーな女性の絵、ピンナップガールをモチーフにしたバニーガールが描かれています。消費される女性像についての違和感から生じた作品です。